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転職したばかりだけど行きたくない……。抱えやすいストレスと対処法を紹介

ベッドで顔を覆う女性

転職したばかりなのに「仕事に行きたくない」と感じてしまい、とまどう人はとても多いです。なかには、転職活動を頑張って第1希望の会社に入ったとしても、行くのがつらいと感じてしまうケースもあります。

この記事では、転職後に感じやすい「自信喪失」や「一緒に働く人と考え方が合わない」などのストレスを、対処法とセットで紹介します。

また、転職先に行きたくないときの選択肢や、押さえておきたい心構えについても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

【あるある】転職したばかりで会社に行きたくない理由

転職したばかりなのに「会社に行きたくない」と感じてしまう理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、よくある理由や具体例に加えて、対処法の有無についても解説します。

仕事についていけなくて苦しい

転職した職場で仕事についていけず、自信喪失したときに「会社に行きたくない」と感じるケースがあります。

たとえば転職活動の際に、自分の専門スキルを強く押し出した場合、転職して間もない頃から周りの人と同じレベルを求められたり、成果を出すことを期待されたりすることがあるでしょう。

すると「期待を裏切ってしまうのではないか」「仕事ができないと思われて、がっかりされるのが怖い」といった気持ちで、自分に負荷をかけてしまうことも考えられます。

また成長する機会を求めて転職した場合、一緒に働く上司や同僚が優秀で「ついていけない、自信をもてない」と感じることもあるでしょう。

しかし入社してすぐは、新しい仕事内容や環境に慣れることに重きを置くことが大切です。今後の業務をスムーズに進めるためには、上司や同僚にわからないことや新しい知識をたずねる勇気をもつことも必要でしょう。

体調不良やストレスでメンタルがきつい

体調を崩したり強いストレスを感じたりしてメンタル面がきつい状態も、転職したばかりでも「会社に行きたくない」と感じる原因になります。

転職によって就業時間や通勤時間、働く時間帯が変わると、体が新しい環境に慣れずに体調を崩してしまいやすいです。今までと働く曜日が変わり、プライベートの予定が立てにくくなることもあるでしょう。

また、知らない人に囲まれて過ごす転職初期は、気疲れも多く心身に負担がかかりやすいといえます。

基本的には、時間が経てば体調不良やストレスから解放されるケースが多いため、「じきに新しい環境に慣れる」と考えて待つのが望ましいです。

またどんなに忙しくとも、7~8時間の睡眠をとりましょう。睡眠不足になると、翌日のパフォーマンスが低下したり、体調を崩しやすくなったりするだけでなく、ストレス耐性が落ちてしまいます。退社後は心身をリフレッシュさせ、熟睡できる環境を整えてくださいね。

性格や考え方が合わない人がいてきつい

「転職先に、性格や考え方が合わない人がいてきつい」という悩みを抱える人は少なくありません。ただでさえ新しい環境で人間関係を築くのは簡単ではないのに、価値観が合わない人と働くことは、ときに耐えがたいストレスになりますよね。

ほとんどの社員が良い人でも、直属の上司との折り合いが悪い場合、仕事へのモチベーションが下がってしまうでしょう。

また残業を当たり前だと考える人や、体育会系の人などと一緒になり、息苦しさを感じて「仕事に行きたくない」と思ってしまう人もいます。

性格や考え方が合わない人とは距離を置くのが望ましいでしょう。しかし、相性が悪い人が直属の上司などで距離をとるのが難しい場合は、無理せずに転職を検討するのもおすすめです。

転職したばかりで仕事が振られず、虚無を感じる

転職したばかりで仕事を振られないと、モチベーションが低下したり「嫌われているのではないか」と焦ったりすることもあるでしょう。職場で必要とされているかどうかがわからないと、居場所がないと感じ、むなしさを抱きやすいです。

仕事を振られないときは、上司や同僚があなたの仕事ぶりを把握できていないため、仕事を任せられていない可能性があります。また周りの人が、あなたに無理をさせないように気を遣っていることもあるでしょう。

ほかにも中途採用者の教育体制が整っておらず、自分で仕事を習得するのを望まれるケースもみられます。いずれのケースも、周りの人とのコミュニケーションが十分ではないことが考えられるため、上司や同僚に積極的に質問したり、手伝いを申し出たりしましょう。

前の職場よりも出勤時間が早くてきつい

前の職場よりも出勤時間が早く、睡眠時間が短くなっているときも「仕事に行きたくない」と感じやすいです。また「利用者が多い路線に変わった」「通勤ラッシュと通勤時間が重なる」などといった状況もストレスの原因になります。

新しい環境に慣れるまでには、時間がかかるものです。残業をせずに帰宅し、新しい生活習慣に体を徐々に慣らしていきましょう。また、新しい職場の近くに引っ越すことも検討するのも1つの方法です。

転職したばかりだけど行きたくないときはどうしたらよい?

転職直後に「行きたくない」と感じてしまった場合に、とれるアクションを3つ紹介します。

無理せずに休む

行きたくない理由にも寄りますが、体や心の調子が芳しくないのであれば、無理せずに休むことが大切です。

転勤したばかりで、「休みにくい」という気持ちもわかりますが、違和感を感じたまま会社に通い続けるよりも、1日2日休息をとって調子を立て直すほうが、中長期的に見て良い結果をもたらします

上司や人事担当者などに相談する

転職したばかりの社員のことは、既存の社員も気にかけてくれているはずです。

まだ、入社したばかりで打ち解けていないから本音を話しにくい、というのはわかります。とはいえ、悩みがあってもそれを伝えなければ、現状が変わる可能性は低いままでしょう。

仮に上司との関係で悩んでいるといった場合は、人事担当者やほかの同僚に思いを打ち明けてみるのもよいでしょう。即解決とはならないかもしれませんが、解決のきっかけになるかもしれません。

心療内科やメンタルクリニックに行ってみる

特定の原因があって会社に行く気が全く起こらない方は、心を病んでいる可能性もあります。

以下のような症状がある方は、うつ病もしくは自律神経失調症になりかけている可能性があります。

  • 持続的な悲しみや空虚な感覚
  • 興味や喜びの喪失
  • 食欲の変化(減少または増加)
  • 体重の変動
  • 不眠または過眠
  • 疲労感やエネルギーの喪失
  • 無価値感や罪悪感の強い感覚
  • 集中力や決断力の低下
  • 死や自殺に対する思考

この時代でも、「気持ちの問題」「気合でなんとかできる」などと考える人がいますが、心の病気を甘く見てはいけません。

場合によっては、数年、数十年単位で傷を負う可能性もあるので、少しでも生きづらさや違和感を感じたら、心療内科やメンタルクリニックに通うことをおすすめします

転職したばかりの人が押さえておきたい心得

大前提として、転職後には大なり小なりストレスはつきものだと押さえておきましょう。そのうえで、転職したばかりの人が知っておきたい心得を紹介します。

頑張りすぎない・焦らない

転職したばかりの時期は、成果を出そうと頑張りすぎたり焦ったりしないで、目の前の仕事を覚えることや、職場の人間関係を構築することに力を注ぎましょう。

「採用担当者から期待されているだろうから、早く成果を出さなければならない」と思ったり、優秀な同僚と比較して焦ったりすることは、多くの人が経験している悩みです。

転職先では前職での仕事のやり方と異なり、慣れるまで時間がかかることもあります。

頑張りすぎたり焦ったりすると過剰なストレスがかかり、心身に不調をきたすことも考えられます。転職後3カ月から半年は、仕事内容や職場環境に慣れることに集中しましょう

同じ気持ちの人はたくさんいる

転職したばかりの時期に「仕事に行きたくない」と感じる人はとても多いです。

リクナビNEXTの調査によると、転職経験者のうち、64%の人が転職先に馴染めなくて「辞めたい」と感じたことがあると回答しています。

しかし、3カ月から半年経てば、自然と慣れて悩みが解消される人もまた多くいます

「つらい気持ちを抱えているのは自分だけではない」と考えると、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

とはいえ、無理は禁物です。

参考:転職したけど新しい職場に馴染めない…辛い・辞めたいと感じた時のアドバイス|リクナビNEXT

転職したばかりだからこその特権もある

転職直後は、ミスするのは当たり前だと許されたり、上司や同僚が気にかけてくれたりする時期です。

多くの職場では、あなたのペースで仕事に慣れてもらい、できるだけ長く働いてもらうことを望んでいるからです。

周りの人と同じレベルで仕事しようと気張らず、わからないことがあれば遠慮なく質問したり、困ったことがあれば相談したりするなど、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

転職先の会社に「行く」か「行かない」か迷ったときの判断基準

「転職したばかりで行きたくない」と感じたときに、すぐに合わないと判断するのはおすすめしません。自分の置かれている状況を見極めて行動しましょう。

ここからは、仕事に行くか行かないか迷ったときの判断基準を紹介します。

無理して行かないほうがよい状況

会社に無理していかないほうがよい状況は、以下のとおりです。

体に現れる症状・発疹が出る
・吐き気を感じる
・下痢しやすい
・体重の増減が激しい
・理由もなく涙が出る
心に現れる症状・趣味を楽しめない
・日常生活で笑う回数が減る
・孤独感がある
生活習慣の変化・身だしなみに気を遣うのが面倒になる
・食事量が増減したり、同じものを食べ続けたりする
・仕事でミスが増える
無理して会社に行かないほうがよい症状

また転職先がブラックだったり、入社前に聞いていた条件と大きな相違点がみられたりする場合も、自分の心身を守るために会社に行かないほうがよいでしょう。

行ったほうがよい状況

どうしても耐えられない状況や体調不良がなければ、出社するのをおすすめします。前述のとおり、転職後にストレスを感じるのはよくあることだからです。

たとえば第1希望の会社に転職し、つらいのは最初の時期だけだとわかっている場合は、職場に行くことで逆に気持ちが晴れることもありますよ。

どうしても転職先が合わないと感じたら、早期離職の選択肢もあり

転職したばかりの時期は、慣れない環境で仕事をする必要があり、さまざまな要因で「行きたくない」と感じることもあるでしょう。

とはいえ、「多くの人が同じように感じている」と思ったら少し気は軽くなりますよね。

一方で、ストレスが大きくなりすぎて、心や体に普通なら現れない症状が出ることもあります。この場合は、休む、誰かに相談するなどのアクションが必要になりますが、それでも解決しない場合は、思い切って退職するという選択肢もあります。

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この記事を書いた人

実際に転職先とのミスマッチにより、入社から18日で退職した「早期退職経験者」率いる編集チーム。早期離職や離職後の転職活動にまつわる情報を、リアルな経験も交えてお伝えしていきます。

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