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「無給の前残業」と「先輩の恐怖」で2度の短期離職。うつ状態からピアノ講師として自分らしく生きるまで

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「無給の前残業」と「先輩の恐怖」で2度の短期離職。うつ状態からピアノ講師として自分らしく生きるまで

新卒で看護師としてスタートを切ったゆりなさん。

しかし、1社目の県立病院では無給の前残業や人間関係、2社目の大学病院では先輩看護師からの冷たい態度による強いストレスから、突然の不眠やうつ症状に悩まされ、ともに5ヶ月での短期離職を余儀なくされました。

一度は医療現場を離れ、苦しい時期を乗り越えた彼女がたどり着いたのは、子供の頃から大好きだった「ピアノ」を教える仕事。

自身の体験から学んだ人間関係の向き合い方や、前向きなキャリアの重ね方についてお話を伺いました。

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自分のこと、
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たった3分。
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▼ゆりなさんのプロフィール▼

項目

内容

ニックネーム

ゆりな

現在の年齢

40歳

性別

女性

短期離職したときの年齢

21歳

短期離職した会社の業種・職種

医療業界/看護師(オペ室・整形外科病棟)

在籍期間

5ヶ月(1社目・2社目ともに)

短期離職の回数

2回

現在の状況

自営業(ピアノ講師/4年目)

1時間前の「無給前残業」とスキルが身につかない焦り。新卒1社目の違和感

Zターン編集部
ゆりなさん、本日はインタビューにご応募いただきありがとうございます!今日は肩の力を抜いて当時のお話を聞かせてくださいね。
ゆりな
よろしくお願いします。
Zターン編集部
さっそくですが、新卒で最初に入社されたのは地元の県立病院だったんですよね。看護師を目指されたきっかけや、病院を選んだ経緯から教えていただけますか?
ゆりな
はい。学生時代から看護師を目指して勉強していて、そのまま地元の知っている県立病院の求人に応募して就職しました。
Zターン編集部
期待を持って入られたかと思いますが、実際に働き始めて最初に感じた違和感はどんなことでしたか?
ゆりな
一番は「前残業」ですね。始業の1時間以上前には出勤して患者さんの情報収集や準備をしないといけないのですが、その時間は一切給料が発生しなくて……。帰りも定時では終われず、残業申請を出しても「半分しかつけちゃダメ」と言われたり、ずっと働き詰めでした。
Zターン編集部
1時間前からの準備が無給なのは辛いですね……。配属先の雰囲気はどうでしたか?
ゆりな
希望していた普通の病棟ではなく、たまたまオペ室に配属されたんです。でも、そこは看護師5人体制で新人が私一人だけ。すでに出来上がっている人間関係の輪に入るのが難しかったですね。それにオペ件数自体が少なくて、知識やスキルを身につけたくても業務量が足りず、不安ばかりが募っていきました。
Zターン編集部
それで5ヶ月で退職を決意されたのですね。退職の手続きはスムーズでしたか?
ゆりな
「ここではスキルが積めない」と正直に伝えたら、意外とすんなり受け入れてもらえました。

新人一人で輪に入れない

夜勤で感じた人間関係の恐怖。突然の不眠と「うつ症状」での離職

Zターン編集部
その後、母校の大学病院へ転職されたんですよね。
ゆりな
はい。「やっぱり大きい病院でしっかり学びたい」と思って、実習で雰囲気がわかっていた大学病院の整形外科病棟に転職しました。小論文などの試験を経てすんなり決まったのですが、ここでも人間関係に悩むことになって……。
Zターン編集部
どのような人間関係だったのでしょうか?
ゆりな
教育担当の指導看護師さんがすごくクールな方で、相談しづらい雰囲気がありました。それ以上にきつかったのが、夜勤で一緒になった別の先輩看護師です。話しかけても無視されたりして、一晩中ものすごい精神的プレッシャーを感じました。
Zターン編集部
話しかけても無視は恐ろしいですね……。
ゆりな
それ以来、その先輩が書いたカルテの文字を見るだけで拒否反応が出るようになってしまって。ある日、勤務前夜に突然一晩中眠れなくなってしまったんです。朝になってもベッドから体が動かず、パニック状態で欠勤の連絡を入れました。病院を受診したら「うつ状態」と診断されました。
Zターン編集部
心と体が悲鳴を上げてしまったんですね。
ゆりな
一人暮らしをしていたのですが、様子がおかしいと心配した母が駆けつけてくれて。当時はまだ医療現場でもうつ病への理解が薄かったのですが、母と一緒に退職の手続きを行い、5ヶ月で退職することになりました。

夜勤で話しかけても無視された

医療現場を離れ「好きなこと」を仕事に。ピアノ講師として掴んだ自分らしい生き方

Zターン編集部
大変な時期を乗り越えられて、現在は自営業でピアノ講師をされているんですよね!どのような経緯でピアノの道へ進まれたのですか?
ゆりな
離職後、一度は介護施設などで看護師として復職した時期もあったのですが、やっぱり医療現場の人間関係になじめず体調を崩してしまって。離婚を機に「自分の力で生計を立てよう」となった時、子供の頃からの夢だった「大好きなピアノを仕事にしよう」と決意したんです。
Zターン編集部
自分の「好き」を仕事に変えられたのですね。現在4年目とのことですが、心身の状態はいかがですか?
ゆりな
今はすごく穏やかで、心身ともに健康で充実した毎日を送れています!
Zターン編集部
素晴らしいですね!当時の自分や、今短期離職で悩んでいる新卒の方へメッセージをお願いできますか?
ゆりな
当時の自分には「一人で抱え込まず、早めに誰かに相談してね」と言いたいです。そして今悩んでいる方には、短期離職は決して悪いことではないと伝えたいです。最初から無理に正社員にこだわらず、アルバイトなどを通して自分のやりたいことを少しずつ見つけていけばいいと思います。
Zターン編集部
温かいメッセージをありがとうございます。ゆりなさん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
ゆりな
こちらこそ、ありがとうございました!

編集部コメント
ゆりなさんの体験は、新卒期における「無給労働などの労働環境の問題」と「人間関係(特にハラスメントや壁を感じる職場環境)」が、いかに若手のメンタルを深刻に追い詰めるかを物語っています。特に医療現場のような緊張感の高い環境では、指導者との相性や無視などの冷たい対応が大きなトラウマとなり、不眠やうつ症状を引き起こす要因となります。

しかし、彼女が素晴らしいのは、度重なる挫折を経て「自分が本当に情熱を傾けられること(ピアノ)」にシフトし、見事に自分らしい働き方を切り開いた点です。

短期離職は決して人生の行き止まりではなく、自分に合わない環境を早期に見極め、本当に生き生きと働ける場所へ向かうための「大切な方向転換」であることを教えてくれました。

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