転職初日を乗り越えたはずなのに、2日目の朝になると「また行かなければ」と体が重くなる——そんな感覚を覚えている人は、思っている以上にたくさんいます。
この記事では、入社2日目のネガティブな気持ちにフォーカスし、今日休むかどうかの判断基準、さらに辞めるを選ぶときの考え方まで順に説明します。
入社1日目を終えた方、必見です。

転職初日を乗り越えたはずなのに、2日目の朝になると「また行かなければ」と体が重くなる——そんな感覚を覚えている人は、思っている以上にたくさんいます。
この記事では、入社2日目のネガティブな気持ちにフォーカスし、今日休むかどうかの判断基準、さらに辞めるを選ぶときの考え方まで順に説明します。
入社1日目を終えた方、必見です。
2日目に「行きたくない」と感じるのは、弱さでも甘えでもなく、脳と体が新しい環境に適応しようとしているサインです。
初日の緊張が少し解けた分だけ、現実がくっきり見えてくる——これが2日目特有のしんどさです。
初日は「とにかく乗り越えよう」という気合いで動けます。
ところが2日目になると、その緊張感が少し薄れて、職場の雰囲気や業務の複雑さがリアルに感じられはじめます。「自分にこなせるだろうか」「周りに馴染めるだろうか」という問いが、頭の中で繰り返されるのです。
場所・人間関係・仕事のやり方が一気に変わる転職直後は、心身に大きな負荷がかかりやすい時期といえます。眠れない、食欲が落ちるといった症状が出る人もいますが、多くの場合は環境に慣れるにつれて落ち着いていきます。
「こんなに早く行きたくなくなるなんて、自分だけじゃないか」と不安になる必要はありません。感じ方には個人差がありますが、転職直後の強い不安は多くの人が通る道です。その感覚を自覚できているということは、冷静に状況を見つめようとしている証拠でもあります。
まずは「おかしくない」という事実を受け止めて、ここから先を読み進めてみてください。
「行きたくない」という気持ちには、必ず何らかの理由があります。
漠然とした不安をそのままにしておくより、原因を特定したほうが少し楽になりますよ。

転職の有無にかかわらず、人は新しい環境に置かれるとストレスホルモンの分泌量が増加し、緊張や疲労を感じやすくなります。
初日は緊張で乗り切れても、2日目には心身の疲れが一気に表れるケースが多いです。
「なぜかわからないけど行きたくない」という感覚の正体は、多くの場合このストレス反応です。
気力の問題ではなく、体が環境への適応コストを支払っているサインと理解しておくと、自分を責めずに済みますよ。
入社直後は、業務フロー・社内システム・人間関係・ルールなど、大量の情報が一度に押し寄せます。
それを1日では到底消化しきれないのに、2日目にはすでに「自分にはできない」と思い込んでしまう人は少なくありません。
この心理は情報過多によるもので、能力の問題ではありません。
覚えられないのは当然で、仕事が身につくには数週間から数ヶ月かかるのが一般的です。
教育体制が整っていない職場では、担当者に質問しても「適当に見て学んで」と言われたり、そもそも誰も声をかけてくれなかったりすることがあります。
何をすべきかわからないまま時間だけが過ぎていく状況は、想像以上に消耗します。
「放置されている」という感覚は、自分の存在を否定されているように感じさせます。
これは本人の問題ではなく、職場側のオンボーディング(新入社員の受け入れ体制)の問題です。この苦痛を「慣れるまでの辛抱」と捉えるべきかどうかは、次章以降で判断します。
「まだ2日目なのに」と感じるほど理不尽な叱責を受けたり、無視や冷遇が続いたりする場合は、職場環境そのものに問題があります。
入社初日・2日目から起きているなら、それは「慣れれば解決する問題」ではありません。後述する「辞める判断基準」に直結するケースとして、他の原因とは切り離して考える必要があります。
上司の話し方、同僚同士の会話の空気、職場全体のテンポ感——1日目に「なんか違う」と直感的に感じたことが、夜になって「やっぱり行きたくない」という気持ちになって表れます。
価値観やコミュニケーションスタイルのズレは、言語化しにくいぶん余計に不安を大きくします。
この直感は無視できませんが、1日の印象だけで職場全体を判断するには早計です。
違和感の正体が「環境への慣れ」なのか「本質的なミスマッチ」なのかは、もう少し情報が必要です。
「もう無理かもしれない」と感じたとき、最初に選べるのは「辞める」ではなく「一日休む」です。
ただし、連絡の仕方ひとつで職場への印象は大きく変わります。
どうしても出社できないときは、始業時間の30分前までに電話で連絡するのが基本です。
メールやチャットより声で伝えるほうが誠意として受け取られやすく、相手も段取りを立てやすくなります。(ただし、社内ルールが決まっていればそれに従いましょう)
内容はシンプルで構いません。「体調不良で本日の出社が難しい状況です、申し訳ありません」の一言で十分です。
説明しようとするほど言葉に詰まるので、短く端的に伝えることを意識しましょう。
派遣として就業している場合は、派遣先だけでなく派遣元の担当者にも連絡が必要なケースがほとんどなので、あらかじめ連絡先を手元に用意しておくと安心です。
「連絡するのも怖い」という気持ちはよくわかります。
ただ、無断で休むと職場が安否確認に動くことがあり、自宅や緊急連絡先に連絡が入る場合もあります。
そのまま連絡が取れない状況が続くと、懲戒解雇や損害賠償請求へ発展するリスクがゼロではありません。入社2日目であれば実害はほぼないとはいえ、雇用記録として残ることで次の転職活動に影響する可能性もあります。
一本の電話が億劫に感じても、黙って消えるよりずっと後悔は少なくなります。
退職を本格的に考えているなら、手続きや転職活動への影響を先に把握しておきましょう。リスクの全体像を知った上で判断するのと、後から気づくのとでは大違いです。

たとえ2日であっても、雇用契約を結んだ以上、その職歴を履歴書に書く義務があります。
省いてしまうと職歴詐称とみなされるリスクがあり、採用後に発覚した場合は解雇事由になる可能性もあります。
面接では「なぜ2日で辞めたのか」を必ず聞かれます。企業によっては在籍確認を行うため、未記載のまま乗り切ることも現実的ではありません。
「職場環境とのミスマッチを入社後すぐに感じた」という理由は伝えられますが、次の選考でどう評価されるかは企業次第です。納得感のある説明をあらかじめ用意できるかどうか、冷静に考えてみてください。
入社した時点で、会社はすでに健康保険・厚生年金保険の「被保険者資格取得届」を日本年金機構へ提出しています。
2日で退職しても、今度は資格喪失の手続きが必要になり、会社側にも事務の手間が生じます。
出典:就職したとき(健康保険・厚生年金保険の資格取得)の手続き|日本年金機構
雇用保険の離職票は退職後に会社へ請求できます。
ただし、失業給付を受けるには一定の被保険者期間が要件として定められており、2日間の在籍ではまず満たせません。
2日しか働いていなくても、その分の賃金を受け取る権利はあります。
労働基準法第24条が定める全額払いの原則により、会社は働いた期間に応じた賃金を必ず支払わなければなりません。
支払いは退職後の締め日にまとめて振り込まれるケースが一般的です。
辞めると決めたあとに悩むのは、どうやって伝えるかですよね。
退職理由の組み立てから電話・メールの具体的な伝え方まで、入社2日目でも実践できる手順をまとめます。
入社直後の退職理由は、「一身上の都合」だけで十分です。
詳細を求められたときは「家庭の事情が生じた」「体調面に不安が出てきた」など、会社側が引き止めにくい理由を選ぶとスムーズです。
「思っていた仕事内容と違った」「雰囲気が合わなかった」といった本音を、そのまま伝える義務はありません。相手への批判を含まない理由のほうが、その後の書類対応も摩擦なく進みます。
対面で切り出しにくい場合は電話で問題ありません。
始業直後の時間帯に直属の上司へ連絡し、「入社2日目ですが、一身上の都合で退職したいとご連絡しました」と一言で伝えます。
引き止められても「決意は固まっております」と繰り返し、長引かせないのがポイントです。
電話後は退職届の提出方法を確認しましょう。郵送でも法的に有効なので、直接手渡しにこだわる必要はありません。民法627条1項により、無期雇用の場合は退職の申し出から2週間で雇用関係が終了します。
深夜や早朝など電話しにくいタイミングで決意が固まった場合は、まずメールで意思表示するのも一つの方法です。
件名は「退職のご連絡」とし、本文には「一身上の都合により退職させていただきたく、ご連絡しました。詳細は改めてお電話でお伝えします」という内容を簡潔に書きます。
メールはあくまで意思表示の手段なので、翌朝には必ず電話でフォローするようにしましょう。
あわせて、退職後に会社から受け取る雇用保険被保険者証や離職票の受け取り方法も確認しておきましょう。
続けるにせよ辞めるにせよ、2日目に感じた挫折感をいつまでも抱えていることが、いちばんもったいないです。
大切なのは、どちらの道でも早めに気持ちを切り換えることです。
続けると決めたなら、昨日感じた不安を少しずつ上書きしていくしかありません。辞めると決めたなら、今の職場に費やすエネルギーを次のステップへ向けるだけです。2日目の挫折感を引きずり続けることが、いちばんの損失です。どちらの選択も、早めに切り換えるほど消耗を減らせます。
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そもそも「自分にどんな働き方が向いているか」をまだつかめていない場合、転職先とのミスマッチはどこへ行っても起きやすいです。「Z-base」の働き方タイプ診断では、自分の特性に合った働き方タイプの傾向を把握できます。今の状況を客観的に見つめ直すきっかけとして、ぜひ活用してみてください。
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入社2日目での退職も、次の職場選びの材料に変えられます。過去より、自分に合う環境を探す行動を優先しましょう。
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